みなさんこんにちは。
ブリスベンの一児のパパです。
オーストラリア・ゴールドコーストで最も楽しいアクティビティの一つは美しいビーチでの海水浴ですが、気を付けなくてはいけない事があります。
それは
クラゲが多くいて、刺される危険がある
という事です。
先日、ゴールドコーストのビーチに日本から旅行に来た弟と行った際に、弟がクラゲに刺されてしまいました。
その時は何もクラゲについて知らず何も対処してあげる事が出来なかったのですが、その後オーストラリアのクラゲについて調べましたので、今回はゴールドコーストでクラゲに刺されてしまった時にどうすれば良いかをご紹介します。
今回の記事は下記の方におすすめです。
こんな方におすすめ
- オーストラリアのビーチで遊ぶ観光客や在住者の方
- オーストラリアでサーフィンをする方
- オーストラリアでクラゲに刺されてしまった方
では早速ご紹介します。
目次
クイーンズランド州にいる危険なクラゲについて
ここではオーストラリアのクイーンズランド州にいる危険なクラゲについてご紹介します。
ブリスベンの新聞「brisbane times」の記事によると、オーストラリアのクイーンズランド州には主に3種類のクラゲに海水浴客が刺されています。
QLD州の危険なクラゲ
・Box Jellyfish(ハコクラゲ):主にノース・クイーンズランド
・Irukandji jellyfish(イルカンジクラゲ):主にフレーザー島
・Bluebottle Jellyfish(ブルーボトル):サウス・イースト・クイーンズランド
・Blue Blubber Jellyfish:サウス・イースト・クイーンズランド
トップ画像で掲載した写真はブリスベンから北に車で40分ほどのレッドクリフの桟橋から撮影したものです。
桟橋から見えるこのクラゲは上で紹介した「Blue Blubber Jellyfish」というクラゲで30cmくらいの大きさのものもいる大きなクラゲです。
上の4種類の中で、オーストラリアのゴールドコーストのビーチで刺される可能性が高いのは、「Bluebottle Jellyfish」と「Blue Blubber Jellyfish」です。
両方とも毒性があり、刺されると腫れて痛いのですが、今回は弟が刺されてしまったブルーボトルについてご説明します。
ブルーボトルクラゲ(Bluebottle Jellyfish)とは??
オーストラリアのゴールドコーストやブリスベン、サンシャインコーストなどのサウス・イースト・クイーンズランドのビーチでは、上の写真のように青味がかった透明の小さなスライムのような物体をよく見ます。
結論からいうと、これがブルーボトルクラゲであり、何も知らず上の写真のような物体を子供が触ってしまったりすると非常に危ないです。
ウィキペディアによると、日本語名では「カツオノエボシ」といい別名、電気クラゲとも呼ばれ、猛毒をもち刺されると強烈に痛むとのことです。
厄介なのが、触手の長さが平均10mあり、長いもので50mに達するとのことです。
もし触手に触れてしまうと、毒針を発射し、この毒が炎症を引き起こします。
ゴールドコーストやブリスベンのビーチにはどこにでもいる可能性があるというのを覚えておいてください。
基本的にはオーストラリアの春から秋(11月~5月)のシーズンが最も発生確率が高いです。
ゴールドコーストでのブルーボトルクラゲが大量発生??
ここでは過去にゴールドコーストのビーチで発生したブルーボトルクラゲの大量発生があった一例をご紹介します。
オーストラリアのニュースサイト「news.com.au」の2019年1月7日の記事(著者:Megan Palinさん)によると、
2019年1月5日(土)にはゴールドコーストだけで、1,323人の人がクラゲに刺された被害を報告し、翌日の日曜日にも子供を含む476人が被害にあったとの事です。
そのブルーボトルクラゲの大量発生を受け、更なる被害の拡大を防ぐ目的に、ライフセーバーの団体はゴールドコーストの有名なビーチ「クーランガッタ・ビーチ(Coolangatta Beach)を一時的に閉鎖しました。
ブルーボトルに刺された時の症状は?
ブルーボトルクラゲに刺されると、電気ショックのような激痛があり、刺された箇所が赤色に腫れ上がります。
20代後半である弟が実際に刺された時は、それまで楽しく遊んでいましたが、急に深刻な顔で陸に上がってきて、「クラゲに刺された。」と言ってきました。
本当に痛そうで、弟曰く「マジでヤバイ。」と一言、その後弟が刺された箇所を見ると下記のように腫れ上がっていました。
また、長い細い毛のようなものが肌についていて、後からあれが触手だったのかもと思いました。
下記が実際に刺された箇所の写真です。
この後、私たちは近くのライフセーバーさんの所に足を運び、相談すれば良かったのですが、とりあえず様子を見ることにしました。
あとからインターネットで調べて見ると、2回目以降に刺されるとアナフィラキシーショックなどを起こす可能性もあるとのことで、本当に危ないなと思いました。
ちなみに1時間くらいすると先ほどまでの痛みが徐々にとれ始め、弟も元気を取り戻しました。
翌日には若干跡が残っていましたが、腫れはほぼ引いていました。
ブルーボトルクラゲの対処法は??
ここでは、オーストラリア・クイーンズランド州のライフセーバーの機関である「SURF LIFE SAVING QUEENSLAND」のホームページの情報を元に対処法をご説明します。
ブルーボトルに刺されないようにする対処法や刺された時のリスクを軽減するには??
ブルーボトルに刺されないようにするためには下記の対処法があります。
刺されないようにする対処法
・ライフセーバーが指定している遊泳区間で泳ぐ。
・ラッシュガードなど(メッシュサイズ200ミクロン以下を推奨)を着たりし、なるべく肌の露出を防ぐ。
・ライフセーバーがいるエリアで泳ぎ、ライフセーバーがどこにいるか事前に把握しておく。
・砂浜に打ち上げられているクラゲをむやみに触らない。子供の行動をよく監視する。
・周りでクラゲに刺された人がいたら気をつける。
下の写真のようにライフセーバーがいるビーチでは赤と黄色のフラッグで遊泳エリアを指定したり、ビーチの入り口に注意事項やビーチのコンディションの情報が共有されているので、最初に確認してください。
また、ブルーボトルクラゲが侵入してくる確率の低いタルバジェラクリークやカランビン川の海側ではなく、川の上流川で泳ぐようにすると言った方法もクラゲに刺されるリスクを低くする有効な手段です。
ブルーボトルに刺された時の対処法
ブルーボトルに刺されてしまった時にどうするかの対処法をご紹介します。
刺されてしまった時の対処法
・ライフセーバーの所に行く。
・海水で洗い流す。
・ビネガーを患部に30秒つける。
・氷水で冷やす。
・45℃くらいのお湯に浸す。
上記の方法がありますが、クラゲの種類や人によって効果がある対処法が異なります。
ただし、実際に刺されてしまった時は、まずは近くのライフセーバーさんの所に行って相談してください。
仮に症状が深刻化した場合でも、慣れない英語で救急車を自分で呼ぶより、ライフセーバーさんが救急車を手配してくれたり、救命措置を施してくれますので安心です。
まとめ
今回は、オーストラリア・ゴールドコーストのビーチでクラゲに刺されてしまった体験談と共に対処法などをご紹介しました。
常にクラゲのことを気にして、海水浴を楽しめないのはもったいないですが、クラゲに刺されるリスクの低減、刺されてしまった時の対処法などは事前に知っておいた方が良いです。
万が一刺されてしまった時は、念のため、ライフセーバーさんの所に行き、相談してみてください。
ではゴールドコーストでの最高の夏を楽しんでください!!
最後まで読んでいただきありがとうございました。