こんにちは!!ブリスベン の一児のパパです。
今回は、オーストラリアの飲酒ルール
について、日本との比較も踏まえて詳しくご紹介します!!
この記事は下記の方におすすめです。
こんな方におすすめ
- オーストラリアに旅行予定の方
- オーストラリアにワーホリや留学などで在住の方
では早速ご紹介していきます。
目次
オーストラリアでは何歳から飲酒できるの??
オーストラリアでは何歳から飲酒できるの??州によってルールは違うのかについてご紹介します。
項目 | オーストラリア | 日本 |
---|---|---|
法定飲酒年齢 | 18歳 | 20歳 |
州・地域の違い | 全ての州および特別地域で18歳 | 全国で20歳 |
罰則 | 飲酒者: 罰金 (州によるが最大3,600 AUD程度)
-提供者: 罰金および免許剥奪 (最大11,000 AUDおよび12ヶ月の禁固) |
- 飲酒者: 罰金 (最大50万円)
- 提供者: 罰金 (最大50万円) |
オーストラリアでの飲酒運転について
ここでは、オーストラリアの飲酒運転についてご説明します。
オーストラリアでは、多少の飲酒運転が許容されます。
ただし、一般運転者のみであって、初心者や若年者は少しでもお酒を飲んで運転することは違反となります。
定義
一般運転者: 通常の免許を持つ運転者。
初心者/若年者: 学習者免許や初心者免許を持つ運転者、または21歳未満の運転者のこと
では、多少の飲酒運転とは何かについてですが、BACと呼ばれる血中アルコール濃度が0.05%より下であれば一般運転者は運転してよいことになっています。
この血中アルコール濃度ですが、個人の体重や、性別、飲酒速度、食事の有無などによっても異なるため一概に言えませんが、一般的な目安として、
男性(体重約70kgの場合):
約2標準ドリンク(ビール350ml缶2本、またはワイン150mlグラス2杯)を1時間以内に摂取
女性(体重約60kgの場合):
約1.5標準ドリンク(ビール350ml缶1.5本、またはワイン150mlグラス1.5杯)を1時間以内に摂取
となっています。
また、BACの基準を超えてしまった場合は、問答無用に違反となり、下記の州ごとの罰則が適用されますので、ご注意ください。
※BACがどの程度超えたかによっても適用される罰則が異なりますのでご注意ください。
州/地域 | 許容BACレベル | 違反時の罰則 | 特記事項 |
---|---|---|---|
ニューサウスウェールズ州 (NSW) | 一般運転者: 0.05%
初心者/若年者: 0.00% |
初犯: 最大3,300 AUDの罰金、最大18ヶ月の免許停止、最大9ヶ月の禁固 | 複数回の違反で罰則が厳しくなる |
ビクトリア州 (VIC) | 初犯: 最大4,500 AUDの罰金、最大12ヶ月の免許停止、最大3ヶ月の禁固 | 低レベルの違反でも厳格な罰則が適用される | |
クイーンズランド州 (QLD) | 初犯: 最大3,000 AUDの罰金、最大9ヶ月の免許停止、最大9ヶ月の禁固 | 高BACレベルでの違反はさらに厳格な処罰を受ける | |
西オーストラリア州 (WA) | 初犯: 最大2,500 AUDの罰金、最大6ヶ月の免許停止、最大9ヶ月の禁固 | BAC 0.08%以上の違反は特に厳格に処罰 | |
南オーストラリア州 (SA) | 初犯: 最大1,600 AUDの罰金、最大12ヶ月の免許停止、最大3ヶ月の禁固 | BAC 0.15%以上の違反はより厳しい罰則 | |
タスマニア州 (TAS) | 初犯: 最大3,200 AUDの罰金、最大12ヶ月の免許停止、最大3ヶ月の禁固 | 再犯の場合、罰則がさらに厳しくなる | |
北部準州 (NT) | 初犯: 最大1,500 AUDの罰金、最大6ヶ月の免許停止、最大6ヶ月の禁固 | 繰り返しの違反で罰則が厳しくなる | |
首都特別地域 (ACT) | 初犯: 最大3,200 AUDの罰金、最大12ヶ月の免許停止、最大6ヶ月の禁固 | BAC 0.08%以上での違反は厳格に処罰される |
オーストラリアでは公共の場所で飲酒してよいの?
ここでは、オーストラリアにおいて公共の場所で飲酒ができるのか州ごとにまとめたのでご紹介します。
州/地域 | 規則 | 違反時の罰則 |
---|---|---|
ニューサウスウェールズ州 (NSW) | 公共の場所での飲酒は一般的に禁止。特定のエリアでは時間帯制限あり | 最大1,100AUD |
ビクトリア州 (VIC) | メルボルンなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。一部の公園やビーチでは制限あり | 最大1,000AUD |
クイーンズランド州 (QLD) | ブリスベンなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。指定されたエリアのみ飲酒許可 | 最大1,300AUD |
西オーストラリア州 (WA) | パースなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。一部の公園やビーチで飲酒許可 | 最大2,000AUD |
南オーストラリア州 (SA) | アデレードなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。特定の条件下で飲酒許可 | 最大1,250AUD |
タスマニア州 (TAS) | ホバートなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。一部の公園やビーチで飲酒許可 | 最大1,400AUD |
北部準州 (NT) | ダーウィンなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。特定のイベントやエリアで飲酒許可 | 最大1,500AUD |
首都特別地域 (ACT) | キャンベラなどの都市部で公共の場所での飲酒は禁止。一部の公園やイベントで飲酒許可 | 最大1,200AUD |
上記の通り、州によってことなりますが、基本的には、都市部において公共の場所での飲酒は禁止されていますが、特定の場所や時間においては飲酒可能な場合もあるといった形です。
その他のオーストラリアの飲酒文化について
ここでは、そのほかのオーストラリアの飲酒文化についてご紹介します。
オーストラリアでお酒はスーパーやコンビニで販売されていない?
日本では、スーパーやコンビニで容易に24時間お酒を購入することができますが、オーストラリアでは、酒類の販売が制限されています。
オーストラリアで酒類は基本的には専門の酒屋でしか酒類を購入することができません。また、年齢確認も結構頻繁に求められます。
オーストラリアのメジャーな酒屋は下記の通りです。
オーストラリアの酒屋
- Dan Murphy's:
- オーストラリア全土に店舗を展開している大手酒類販売チェーン
- 豊富な品揃えと競争力のある価格が特徴
- オンラインストアでも人気
- BWS (Beer Wine Spirits):
- Woolworthsグループが運営する酒類販売チェーン
- 主にWoolworthsのスーパーマーケットに隣接する形で展開している
- 利便性が高く、手軽に利用できる
- Liquorland:
- Colesグループが運営する酒類販売チェーン
- Colesスーパーマーケットに隣接する形で全国に展開している
- 品揃えが豊富で、日常的な利用に適している
- First Choice Liquor:
- Colesグループが運営する大型酒類販売チェーン
- 広い店舗で、幅広い種類の酒類を取り扱っている
- 価格競争力があり、セールも頻繁に行われている
- Cellarbrations:
- 独立系の酒屋の連合体で、各店舗は独自に運営されている
- 地域に密着したサービスと個性豊かな品揃えが特徴
- 全国に数百店舗を展開している
- Dan Murphy's:
オーストラリアでクラフトビールブームが来てる??
オーストラリアでは、現在、クラフトビールブームがきているそうで、いたるところにブリュワリーがあります。
現在では、オーストラリア国内でも数百のクラフトブリュワリーがあるそうです。
私がもともと住んでいたブリスベンにもSea LegsやFelons Brewing CoやNewstead Brewingなど様々なクラフトブリュワリーがありました。
まとめ
今回は、オーストラリア旅行の際などに欠かせないオーストラリアの飲酒ルールについてご紹介しました。
サマリーとしては、
・オーストラリアでは18歳から飲酒可能
・公共の場所(特に都市部)では飲酒は禁止
・専門の酒店でしか酒類は販売されていない(コンビニなど)
になります。
多少の飲酒後の運転も認められてはいますが、せっかくの旅行で事故を起こしてしまったり、警察につかまったりというリスクを考えると、
日本と同様に飲酒したら車は運転しないように心がけましょう!!
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。