改めまして、今回は
オーストラリアでドローンを実際に飛ばした感想、注意しないといけない規制など
を在住者がご紹介します!!
※ちなみに今回わたしは、オーストラリアのブリスベン、ゴールドコースト、バイロンベイで実際に飛ばしてきました!!
この記事は下記の方におすすめです。
こんな方におすすめ
- オーストラリアの観光客の方で、ドローンを持って行って撮影したいと思っている方
- ワーホリや留学などオーストラリア在住の方でドローンを始めようと思っている方
- オーストラリアでドローンを飛ばしたいけど、どの機体がいいか悩んでいる方
目次
オーストラリアのドローンに関する規制について
ここでは、オーストラリアでのドローンに関する規制やルールについてご紹介します!!
基本的にオーストラリアでのドローン飛行においては、下記に注意する必要があります。
オーストラリアでのドローン飛行に関するルール
・国のルール
・州、市のルール
・実際に飛ばす場所の土地所有者のルール
上記について詳しく解説していきます。
オーストラリアでのドローンに関する国のルール
オーストラリアでドローンを飛行させる際に、一番最初に気を付けないといけないのが国の法律、規制です。
日本でいうと、例えば航空法に位置づけられるものになります。
それは、CASA(Civil Aviation Safety Authority)という民間航空安全局が掲げているルールになります。
実際に下記のCASAが作成しているYoutubeビデオが分かりやすいので見てみましょう!!
注意
ここでまず注意しないといけないのが、これら法律はレクリエーション目的の飛行のためのルールです。
商業目的(ドローンで撮影した写真、動画で利益を得る目的)ですと、より手続きが複雑になります。
実際私が、撮影した際もレクリエーション目的での飛行になりますので、実際に私がドローンを飛行して撮影した写真や動画は今回、本ブログやYoutubeにも一切UPしておりません。
では、CASAが掲げているオーストラリアでのドローン飛行の細かいルールについて解説していきます。
地上から120m以上の高さでドローン飛行は禁止
日本の場合は、地上から150m以上の高さでのドローン飛行は禁止されていますが、オーストラリアの場合は日本よりも厳しく、120m以上での飛行が禁止されています。
私も設定しましたが、ドローンのプロポで120mよりも高い高度が飛行できないようにシステム的に抑制もかけられるのでそういった機能を使いながら注意をしてください。
他人から30m以内でのドローン飛行は禁止
日本でも第三者や第三者の資産が30m以内の場合は、特定飛行扱いとなり許可が必要ですが、オーストラリアの場合も似ていて、他人から30m以内でのドローン飛行は禁止です。
そのため、飛行中はもちろんですが、特に中止しないといけないのが、離陸時と着陸時になります。
人が多い場所はもちろんのこと、オーストラリアは散歩やランニングをしている方が多いので、離陸時や着陸時にかかる時間も想定しながら、周りに人が来ないことを確認して、離陸、着陸をしましょう!!
もちろん、人だけでなく、第三者の資産(家や車など)からも離れて飛行しましょう。
ドローンが250g以上の場合、5.5km以内に空港の管制塔から離れないといけない
日本の場合も同様で、空港が近くにある場合、規定されたエリアは飛行禁止ですが、オーストラリアの場合も同様で飛行するドローンが250g以上の場合は、5.5km以上離れた場所でしか飛行できません。
では、どうやって5.5km以上離れているか確認すればいいの??と思う方もいるかもしれません。
オーストラリアでは、様々な会社や機関がフライトアプリやホームページを立ち上げており、それらで飛行禁止区域かどうかをチェックすることができます。
これらフライトマップを見ると結構、オーストラリアは飛行場が多いと改めて気づかされます。
近くに有人航空機がいること気づいたら、迅速に着陸しないといけない
当たり前といえば当たり前ですが、操縦中に近くに有人航空機がいることに気が付いたら、離れて、迅速に安全にドローンを着陸させる必要があります。
結構、観光地では、ヘリコプターなどが観光目的で飛ばされている場合も多いので、注意しましょう。
人が密集している場所での飛行は禁止
これも当たり前といえば、当たり前ですが、ビーチや公園、イベント会場、スポーツ会場などなど、人が密集している場所での飛行は禁止されています。
そもそも先ほど他人から30m以上離して飛行しないといけないとご説明しましたが、そもそも人が密集しているとそのルールを順守できないですし、万が一落下した場合の第三者被害が大きいことが容易に想像できますので、確実に順守するよう努めましょう。
目視外飛行禁止
次のオーストラリアでのドローン飛行ルールは、目視外飛行禁止です。
これは日本でも特定飛行扱いになりますが、プロポなどの画面ごしではなく、確実に自分の肉眼で常にドローンを監視する必要があります。
せっかくオーストラリア旅行に来たからできる限り高く、遠くに飛ばしたいと思うかもしれませんが、きちんとドローンがどこにいるか目視で確認できる範囲での操縦を心がけましょう!!
緊急事態エリアでは飛行させない。
洪水や山火事、救助活動などが発生、行われているエリアでの飛行は公共の安全に影響を及ぼす可能性がありますので、飛行は禁止されています。
商業目的の飛行は禁止
ドローンで撮影した写真や動画を利益目的で使用することは禁止されています。
そのため、例えばアフィリエイトを実施しているブログやYoutubeなどにオーストラリアでのドローン飛行で撮影した動画などをアップさせることはだめです。
注意
ただし、利益目的(商業目的)でドローンを飛ばす場合は、追加のルールやドローンの登録、商業飛行の申請などを事前に行い、認定を受ければ商業目的でも飛行可能です。
同意のない録音やプライバシーを侵害する撮影は禁止
最近のドローンの飛行性能、カメラ性能は非常に優れており、素晴らしい映像を撮影することができますが、一方でプライバシー侵害の危険は高まっています。
ドローンでマンションやホテルの部屋をズームしてのぞいたり、録画したり、人のプライバシーを侵害するような行為は禁止されています。
一度に2台以上のドローン飛行の禁止
オーストラリアにおいてレクリエーション目的での飛行の場合、2台以上のドローンを同時に飛行させることは禁止されています。
そもそも一人で2台以上のドローンをオーストラリアに持っていく人はなかなかいないと思いますが、注意しましょう。
夜間や霧の中での飛行は禁止
オーストラリアでは、夜間や霧の中での飛行は禁止されています。
オーストラリアでは、都市によって時差があるので注意が必要ですが、日の出、日の入りの時間を確認したうえで、確実に日中の間に飛行することを順守してください。
オーストラリアの各州・都市の規制・ルール
オーストラリアでは、上記でご説明したCASAで定められた国のルールを守るだけでなく、各州、各都市でも独自に定められたルールがあり、それらをチェックし、順守する必要があります。
例えば、私が実際にオーストラリア旅行でドローンを飛行させたブリスベンでは、CASAのルールに加え、下記のルールがあります。
ブリスベンでの独自ルール
・市で管理している土地からの離陸、着陸を規制している。
・レクリエーション目的での飛行であること。
・重量が1キログラム以下の固定翼機に限られ、月曜日から金曜日は午前7時から、週末と祝日は午前9時からしか使用できない。
・市の公園で飛行させる場合は、指定の公園でしか飛行できない。
今回は、参考にオーストラリア・クイーンズランド州ブリスベンの事例をご紹介しましたが、ご自身が飛行される都市、場所のルールについては飛行前に絶対に確認してください。
実際に飛行させる場所の土地所有者・管理者の許可
オーストラリアでドローンを飛行させる場合、日本と同様ですが、実際に飛行させる場所の土地の所有者、管理者の許可が必要になります。
例えば、民間が営業しているスポーツスタジアムや農場、農園などで飛行させたい場合は、当然そのスタジアムの管理者に連絡をし、許可を得る必要があります。
実際にオーストラリアでドローンを観光地で飛行させる場合は、大体の場合、ビーチや山など自然あふれる場所で市や州などの公的機関が管理している場合がほとんどですが、
飛行させる場所はだれが所有者・管理者かということを意識し、計画的に事前に連絡を取るように心がけましょう!!
ドローンの飛行機への持ち込み
オーストラリアへ日本から旅行する際にドローンのバッテリーなどどれくらい持って行っても大丈夫かについてご紹介します。
私がオーストラリアに持ち込んだドローンはDJIの最新モデルで非常にコンパクトで持ち運びやすいDJI Mini Pro 4を持っていきました。
加えて、下記の予備のバッテリーを持っていきました。
こちらのバッテリーの電力量は18.96Whになります。
私が行った際は、成田からブリスベンまでジェットスターで行きましたが、バッテリーの持ち込みについては下記の規定がありました。
※ドローンのバッテリーはほぼリチウム電池なので下記の規定になります。(一応、チェックはしてくださいね。)
ジェットスターのバッテリー持ち込み
まず、第一にお預け手荷物は不可で、機内手荷物としての持ちこみのみ認められています。
リチウム金属含有量が2g以下でワット時定格量(Wh)が100Wh以下の場合:個数制限なしで持ち込み可能※
リチウム金属含有量が2g以下でワット時定格量(Wh)が100Wh~160Whの場合:2個まで持ち込み可能※
リチウム金属含有量が2gを超え、ワット時定格量(Wh)が160Whを超える場合:持ち込み不可
※手荷物としてバッテリーを持ち込む際は、短絡(ショート)防止処置が必須となります。
購入時の小売用容器に入れるか、あるいは端末をテープで覆うか、または別々のプラスチックの袋や保護袋に入れるなどの措置を行ってください。
今回、私が持っていったDJI mini pro 4のバッテリーは定格が18.96Whのため、個数制限なしの持ち込み可能となりますが、もっと大きいドローンを持っていく場合は、
特にしっかり確認をするよう心掛けて下さい。
オーストラリアでドローンを飛行させる際の保険について
オーストラリアを含む海外でドローンを飛行させる場合に保険を適用させる場合は、きちんと海外での飛行がカバーされた保険のプランに入る必要があります。
実際に、私もオーストラリア旅行でドローンを飛行させることをもともと想定していたため海外での飛行がカバーされた保険プランに最初から加入していました。
せっかくの海外旅行でドローンを運転して、第三者被害を起こしてしまい、保険が適用されず、すべて実費となると楽しい旅行が台無しとなるだけでなく、場合によっては破産しかねない事態になりますので、保険に入るように心がけましょう!!
私は、DJI賠償保険のエアロエントリーのプランCという海外でのドローン対人事故・対物事故・人権侵害を補償してくれる保険に加入しました。
1年間の適用で約14,000円で最大5億円まで補償されます。
海外での飛行がカバーされた保険はほかにもありますので、ぜひオーストラリアでの飛行をお考えの方は調べてみて下さい。
オーストラリアでの飛行におすすめのドローンは??
ここでは、オーストラリアでドローンを飛ばす場合におすすめのドローンをご紹介します。
やはり海外旅行にドローンを持っていく場合に、意識しないといけないのが、携帯性、カメラの性能、重量、飛行可能時間、バッテリーだと思います。
特に重量については、その国の法律によってかなり制約を受けますし、携帯性にも直結してきます。
オーストラリアの場合も今回ご紹介したように空港が近くにある場合、ドローンが250g以上の場合は、5.5km以上離れた場所でしか飛行できない
という制約がありましたので、この制約を受けない250gを下回るドローンというのが一つの選択肢になってきます。
※当然、軽いと風の影響を受けやすくなりますので注意が必要ですが。
そこで今回私がおすすめするのが実際に私がオーストラリアに持って行ったDJIの最新モデル DJI Mini Pro 4です。
上記のように重さは249gで手のひら大サイズでバッテリー1回充電あたり30分以上飛行可能、4Kカメラ搭載、衝突センサーなど最新機能を備えたものになっています。
下記のように楽天やアマゾンなどでDJIの公式ストアがありますので、セールなどの時に購入すればポイントも入ってくるのでそのポイントで予備のバッテリーを購入するのもおすすめです。
まとめ
今回は、オーストラリアでドローンを飛行させる場合の順守しなくてはならない国、州、市の飛行ルールや飛行機へのバッテリー持ち込みルール、保険、おすすめのドローンなどを一挙ご紹介しました。
オーストラリアでは、日本ではなかなか見ることができない綺麗な海や太古からの森、山の大自然などドローンによって撮影することができます。
オーストラリアに旅行される場合やワーホリ、留学などの中長期滞在される場合は、せっかくの記念にドローンを購入して飛行させてみてはいかがでしょうか。
最後まで読んでいただきましてありがとうございました。
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